TBM the Complete Disc Guide three blind mice - The Legendary Jazz Label Book
D**C
和ジャズファンなら必携!資料としても◎読み物としても◎オススメ!
本書は小川隆夫氏が現在の日本ジャズを語るに避けては通れない『スリーブラインドマイス(以下TBM)』レーベルについて、詳細なディスコグラフィーと合わせて創始者の藤井武氏はじめ、関係諸氏らへのインタビューからなる、資料としてはもちろん読み物としても大変興味深く読み応えのある本であるったらある!!!まずTBMが世に出したアルバムのジャケット写真がカタログナンバー順に143作品、すべてカラーで紹介され、各アルバムごとの詳細なコメントが続く第1章まででもすでに完璧な資料として充分素晴しいが、続く第2章の関係者へのインタビューが、このTBMの生まれ、成熟した時代をリアルに新宿、六本木で過ごしたという著者ならではの体験談を交えて当時の空気感を半端なく生々しく伝え、この本の価値をさらに高めていると思われます。ディスコグラフィーとしての完成度の高さはTBMとしての純粋なアルバムとして販売された134作品に加えてコンピレーションの7枚と厳密にはTBMレーベルとして発売はされなかったものの、録音の背景から紹介されるべき『マユミ・ロウ』と『中村誠一』の2作品がきちんと取り上げられているのもレコードコレクターとしても名を馳せる小川隆夫氏のまさに面目躍如といったところ。また、インタビューの相手にプロデューサーの藤井武氏とドル箱アーティストの山本剛氏(p)が登場するのは当然としても、特筆すべきはTBMを語る時に絶対外せない、『あのサウンド』を確立したレコーディング・エンジニアの神成芳彦氏が選ばれていることであろう。特にジャズファンにはオーディオも合わせて趣味とする方も多いと思うので、月並みな表現ではありますが『ブルーノートにバンゲルダー』、『コンテンポラリーにロイデュナン』というように、『TBMには神成芳彦』。彼の録音が無ければTBMがここまで魅力のあるレーベルとして認知されたかどうかと言ってもいいでしょう。そしてこれらの3人に加えて、著者とは二世代ほど若い、現在の和ジャズブームの仕掛人である塙耕記氏へのインタビューを加え、このTBMというレーベルの魅力を通して次の世代にもこうした日本ジャズ文化を引き継いでいこうという流れがみえてくるのが嬉しい限り。70年代以降の日本ジャズ文化を把握するのに必須の名著として大推薦したい♡
A**ー
いつ出たかも知らず
小川隆夫さんのマイルス本とブルーノト本の愛読者です。久々に和ジャズを聴こうとTBMのCDを買い漁っていたところ、たまたま偶然Amazonで本書を知りました。え、こんな本出てたの、しかも5年も前に。注文して早速目を通しました。それぞれの聴きどころをコンパクトにまとめた、すぐれたTBMガイドブックです。欲張りなことを言えば各曲の作曲者がわかればなおよかったかなと(オリジナルは本文に概ねが記載がありますが)。しかし、70年代の日本のジャズって最高です。
レ**ー
TBMの全記録
ほぼコンプリートしております。流石と思います。一般的なTBMは全てあります。実は、ここに記載してある商品以外も珍品としてあります。
薛**亮
どうもありがとうございました!
本の内容はとてもいいです。いい参考になりました。どうもありがとうございました!
Trustpilot
3 weeks ago
2 months ago